植物は日中に太陽の光を浴び、光合成によってブドウ糖を作り出します。
そして夜は光合成ができないので、呼吸によって自らつくり出したブドウ糖をつかってエネルギーを消費していきます。
光合成の速さは日照時間が同じ場合、気温が高い方が速く、呼吸による消費は夜間の気温が低い方が小さくなります。
つまり日中と夜の気温の差が大きいほうがブドウ糖がたくさんたまっていくのです。
それはくだものの風味や味わいに大きな影響を与えます。
「朝取り」「朝もぎ」が好まれるのも、まだ気温の上がらない早朝の方がブドウ糖の消費が少なく、作物に蓄えられているからなのです。