私のイチオシは「ななみつき」です。
コクのある甘みと果汁、そしてしっとりサクッとした食感で
甘みは強いのに後味はすっきり。
黄色い果皮にほんのり赤みが差したグラデーションが美しいりんごです。
外観だけでなく、蜜入りしやすい品種なので、切った時の見た目の良さも大きな特徴。
これは収穫日等を決める会議資料のサンプルのりんご輪切り写真です
収穫の1週間くらい前でまだ蜜の入りが完全ではありません。
糖度、酸度、硬度などの調査をして収穫する日程や販売開始の日を決めていきます。
歴史のある、日本最古の西洋りんご発祥の地とも言える七飯町のりんご栽培。現在も多くの農園で季節ごとにさまざまな品種を栽培しています。
七飯町は西向きの丘陵地が多く、昼夜の寒暖差が大きいため、濃厚な甘みの美味しいりんごが育ちます。
そんな七飯町で2011年に誕生したのが「ななみつき」です。
群馬県で「あかぎ」と「ふじ」を交配し生まれた「ぐんま名月」を七飯町で栽培し、
選別基準を設けて大きさ、外観、甘さや蜜入り具合などの良いもののみを厳選し「ななみつき」のブランド名で販売しています。
当時の初競りの様子が以下の記事です。
ななみつき10万円 過去最高値 青果市場で初競り【函館】
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2012年11月20日 (火) 掲載
◎七飯産リンゴ「ななみつき」初競り3万円 |
七飯産の高級リンゴ「ななみつき」の初競りが19日、函館市青果物地方卸売市場(西桔梗町)であり、桐(きり)化粧箱入り8玉に3万円の値が付いた。早速、贈答用として市内の百貨店などの店頭に並んだ。
今年産から、JA新はこだて(畠山良一組合長)に出荷し、厳選した果実だけを「ななみつき」として販売、高級ブランド化を狙う。午前7時半から始まった競りには25ケースが上場、期待を込めてご祝儀相場が付いた。 同9玉2万5000円、段ボール化粧箱入り7玉2万円、同8玉6000円、同9玉5500円、同10玉5000円、同11玉4500円で競り落とされた。 東一函館青果(木戸浦静男社長)では、今年200ケースを扱う予定で「これまで道南で冬ギフト対応の果実商品はなかったと思う。厳選してもらっており、自信を持って販売できる」(果実部)とする。 ななみつきは、黄色に赤みが差した実に蜜が入り、甘味が濃いのが特徴。七飯町果樹組合ななみつき部会(宮田宏之部会長、15戸)を今年立ち上げ、今月14日に同JA施設で共同選別した。(山崎大和) |
上の写真は「10万円」の値のついたななみつきです。
このななみつきのブランド名は、七飯町の「なな」、蜜入りの「みつ」、ぐんま名月の「つき」を組み合わせたものです。
これは町民からの公募で決められました。
生産者だけでなく七飯町民の想いも込められたブランドりんご「ななみつき」を是非お楽しみください。