北海道のぶどうは「内地」と大きく異なります。
11月から雪が降り始める北海道は暖かい時期に早く育てる必要があります。そのため関東地区では、7月末から収穫できる「デラウェア」も、北海道では2ヶ月遅れの9月からぶどうのシーズンが始まります。そして冬の前に収穫する必要があるのです。
北海道で栽培されている品種で有名なのはナイヤガラ、バッファロー、キャンベルなど。
最近ではシャインマスカットも栽培されています。
北海道はワイン用の品種も多数作っています。
亜寒帯に属する北海道の気候は湿度が低く、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。こうした気候はある種のぶどうの栽培にとっては最適な条件。フランスのシャンパーニュ地方、フランスとドイツのアルザス地方などと同じ冷涼さを持っているようです。
また、こうした「内地」との収穫時期の差は、日本のぶどうが楽しめる時期を広げる役割をしています。秋の北海道のぶどう狩りは年々人気を高めています。